東京大学名誉教授・篠原修(景観工学・設計計画思想史)が手に取った本の内容を、本人の語り口で紹介する書棚のぞき見企画。
GSデザイン会議のメールニュースで配信された約200本に及ぶ記事から編集部でピックアップして掲載します。
今回は第二回を掲載。
嵐山光三郎氏、田中善信氏、金子兜太氏の著書三本。
俳句と、俳人という生き方のすゝめ。
2013年6月28日 篠原修
今回は俳句の本。
芭蕉や奥の細道に関する本は、それこそ掃いて捨てる程ありますが、割と最近に読んだ本から3冊。
嵐山光三郎という男はテレビなどにも出ていて、何やら何が専門なのか分からず、まあタレントかと思い気にも留めていなかったのですが、ある日本屋で失敗しても大した金でもなしと「文人悪食」という本を購入。これが凄かった。漱石を始めとする名だたる作家、文人の食生活を調べ上げ、何を食っていたか、何が好物だったのかを詳細に書いているのです…
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