味と匂いの風景
作成者:伊藤 遼太
作成日時:2022/02/22 17:10
マルセル・プルーストはその著書『失われた時を求めて』において、人が記憶のなかの情景をありありと想い起こす契機として、味や匂いを重要なものとして描いている。事実、情景を思い出すという行為は、みずからが記憶に働きかけるよりも、むしろ何かをきっかけにして、おのずから記憶に働きかけられることの側に重点があるのではないだろうか。こうした観点から、「風景を想い起こすために重要な事物とは何か」を探るべく、各人が思い思いに、風景を思い出すときのきっかけとなる感覚・体験について語り合う掲示板を設けてみたい。
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